2019年8月29日木曜日

進行状況

「受難劇を創る実行委員会」は先日2回目の会議が行われました
2020年4月4日(土)午後2時開演ときまりました。

今は受難劇〜イエスの生涯〜の台本・最後の追い込み中

先日、尚絅の礼拝堂を演出の加藤有華さん(バレリーナ)としっかりと見て来ました。
 私が20年前、尚絅に在職中、
オーストリアのティアゼーで2年に1度行われる「受難劇」を見に行ってきました。
尚絅のクリスマスのもう一つの(降誕劇の他に)パターンを創る、という課題が出され、
私が宗教部に所属している内には完成せず、宿題を残したまま3年かかって仕上げました。

ティアゼーの受難劇はビデオ、写真などは禁止。
売店で売っていたのは 昔はこうやったよ、と言う記念の本だけ。
世界中から夏の3ヶ月間の土日公演を見に来るのです。
受難劇場がアルプスの山間部にぽつんとありました   。
村興しです。
村の人々が総出演。
音楽はブラスバンド。
前年にイエスにえらばれた方は1年間?髭と髪を剃らずに伸ばします。
ドイツ語があまり理解できなくとも、聖書の場面でしたから想像は難しくありません

有名なオーバーアマウガウは10年に1度、2020年がその年です。

 苦労して創った尚絅の受難劇は、斎藤直美先生が創った「King of Kings」でした。私はティアゼーでどんな場面があったかのデッサンをお渡しし、台本は冊子に入っていたので、ちょっとだけドイツ語を読み起こし、直美先生に丸投げ。直美先生は福音書4つの中からとりだして、尚絅独自のイエスの生涯劇を創りました。
その出来上がった台本に、私が音楽をえらび完成しました。
当時の合唱部、オーケストラが充実していたので、
中学、高校生、教員。PTA,同窓生らの総出演で総勢200人くらい関わりました。
尚絅の110周年創立記念の年から2年に1度、降誕劇と交代でクリスマスに行って来ました。
しかし、私が退職後は尚絅も時代の流れをしっかり受け止め、
進学を第1に考える学校に、そのためカリキュラムも代わり、部活などの在りようも変化し、クリスマスに劇は行わなくなったと風の便りに聞こえてきました。
ショウがないね〜〜〜。と。
あら、でも、100人分以上の衣装や、宏先生の書いたエルサレムの絵(巨大)はどうなってしまうのかしら。
と、人様の財産を気にし始めたのが3年前。
尚絅でやらなくなったのであるならば、
一般市民の方達とやってみたいわ〜〜〜
と思い立ち、尚絅の大道具、衣装などがそのままあったら
貸していただけないでしょうかと学校を訪れたところから
  始まり始まり。
1月から6月まで、深田寛先生からヨハネによる福音書に書いてあるイエスとその時代、人々の生活などを学びました
そして、7月8月とかかって深田先生が台本を書いて下さったものを、どんなふうに舞台に仕上げるかを四苦八苦していました(9割5分仕上がり)
あとは、台本にすべてを書き込む能力。
ぬ〜〜〜〜〜〜。
直美先生の仕事はすごかった!!
と、今になって驚いています。
それも授業や他の仕事をこなしながらですからね。
尊敬。
パソコン能力の低い私なので、四苦八苦しながら
よそ見しながら、お尻に火が付いています(笑)
9月から、各パートの開始です。